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父の癌

父は3年前の9月に前立腺癌で余命6ヶ月と医師に宣告された。

入院して検査のみで、既に末期であったために手術や放射線治療も出来ず、これといった他の有効な治療方法もないことから退院させられてしまった。完璧に医者から見離された状態だった。

父と付き添いの母が病院から戻ってきた時の表情は、今も忘れられない。

何の治療もすることなく、余命を苦痛と共に過ごさなければならない父の姿は、とても小さく、とても悲しかった。父にかける言葉すら自分には無く、ただ何も出来ない自分に悔しい思いをした。

父は退院してから1ヶ月で、歩くことさえ出来なくなった。腰や背中の痛みが酷く、十分に寝ることも出来ない。驚くほどの速さで衰弱していく。自分と母は父の死を覚悟していた。

そんな時、取引先の社長からある治療法を教えられた。ここで、その治療法に関して詳しくは書かないが、高価な器械を使用する治療法だ。

この治療法のおかげで、父は今も行き続けている。
当人も周りの人もそう信じている。

余命を宣告されてから3年以上も父は生きているのである。酒もタバコも止めていないかった。去年は少しだが仕事もしていた。体力がある程度回復してきたことで、放射線治療も受けられた。癌の進行もほぼ停滞していたようだった。

それが、ここ数ヶ月でいきなり進行し始めた。

体中に痛みが走り、寝られない状態になってしまった。病院での検査では、骨が溶け始めているとのことだ。とうとう、最後の状態になってしまったようだ。

余命を半年と宣言されてから3年以上も生きたことで、父の中では死に対する受け入れ準備が出来ているようだ。3日ほど前の夕方、「もう駄目そうだ…。でも、ここまで良くもったな…」と寂しそうに笑いながら話していた。

末期のがん患者をもつ家族として何が出来るのかをいつも考えているが、特別な何かをしてあげても父は喜ばない。そういった事が嫌いな人なのだ。いつもどおりに普通に接することが一番良いのだろうが、息子としては何か親孝行をしたいと常に考えてしまうのだ。いま、自分に出来ることは家庭を常に明るい状態にしておくように、心がけることぐらいだ。

今迄、親孝行と言えることなど一つもしていない。
心配と迷惑しかかけていない。

何か出来ることは無いのかと焦っている。

兎に角、父にあと2年は生きてもらいたい。最後の数年を楽しく生きたと実感してから、旅立って欲しいのだ。とりあえずは、3年前に行った治療方法に頼るしか無いと思うが、他の治療も探してみるつもりだ。

これから衰弱していくだろう父に対する自分の気持ちを、今日のブログを書いてみた。
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