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綺麗な字か汚い字か

中学生の娘の机の上を見ると、一枚のメモが置いてあった。メモに書かれているのは見慣れない筆跡の字。女性が書くような線が細い感じのする筆跡。これは娘の書く文字ではない。妻の書く文字でもない。

「誰が書いたの?」と娘に尋ねてみると。
「先生が書いたの」とのこと。

「女性の先生?」
「男の先生だよ」
「ん? 男の先生か」
「先生の字、綺麗でしょ」
「ん? 綺麗な字かな?」
「綺麗じゃない? じゃぁ、流暢な字でしょ」
「えっ! 流暢な字かな? 大体、流暢って言葉じゃねぇから」
「…」
「…」

気まずい沈黙。娘が綺麗で美しいと思っている先生の書いた字を全否定してしまった。暗に先生の書いた字は、大人の目から見たらそれほど綺麗な字ではなく、ちょっと汚い字と言っているようなものだ。汚い字と言うのは言い過ぎで、かなりの癖字といったところだ。

これは不味いな。娘のお気に入りの先生の悪口を言ってしまったのと同じようなものだ。何か上手く言い繕わねばならない。でもかなりの癖字なんだよな。わざと流れるように崩した細い感じがする文字で、文章全体で見ると読みにくい文字だ。(上手く表現できないが、兎に角読みにくい)

癖字は個性的な字とも言える。個性的な字と言えば、角が立たないか。いや、ちょっとだけ角が立っている気がするな。では個性とは何だ。個性とはその人が持つ人間の味である。そうだ、味のある字と言えば良い。これなら丸く収まるではないか。

しばしの沈黙の後、そのように考えた自分は娘に言った。

「味のある字だな」
「パパ、それって、どんな風に感じる字なの?」

うちの娘は余計な事をよく聞いてくる。

自分はその問いかけに何も答えず、仕事部屋に戻った…。
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ジャンル : 日記

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酒泉童子

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現世利益の神仏から、商売繁盛のご利益を! 仕事の備忘録と日々の思いを書きなぐります。
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