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亡くなった父を思い出した

普段、気にも留めていない事が切っ掛けとなって故人を思い出すことが多い。

先ほど、サッカーをテレビ観戦しながら酒を飲み、自分のブログの訪問者履歴(FC2ブログの訪問者リスト)を眺めていた。その中で、ウサギの飼育ブログを書いている人が居た。そのブログを見て、子供の頃に飼っていたウサギを思い出した。そして、亡くなった父との思い出が蘇って来た。

自分が子供の頃、父は何人かの弟子を持っている大工の棟梁だった。その頃、自分は動物を飼うのが大好きで、犬や猫を拾ってきていた。何度も父に怒られたが、動物好きの母の助けもあり、犬、猫、ウサギ、文鳥、リス、魚、亀、蛇、トカゲ、虫、飼いたい動物は全て飼った。

初めて飼った動物は犬だった。
犬小屋は父が作ってくれた。

次は猫を飼った。
父は猫が家へ出入りできるドアを作ってくれた。

文鳥を飼ったときは、凄く立派な鳥小屋を作ってくれた。

ウサギを飼ったときは、大きなウサギ小屋を作ってくれた。

魚を飼うときは、一緒に魚釣りに行ってくれた。
これ一回きりだったが、父と一緒に行った魚釣りは今でも良く覚えている。

亀、蛇、トカゲは隠れて飼った。(父は爬虫類が大嫌いだったから)

カブトムシやクワガタは、採り方を教えてくれた。

自分や弟の勉強机は父が作ってくれたものだった。

こうやって書いてみると、悪い父ではなかったように思うのだが…。

自分は二十四歳を過ぎるまで、父が大嫌いだった。

理由も判らずに、散々怒鳴られたからだ。
理由も判らずに、散々殴られたからだ。
優しい言葉など、かけられた記憶も無い。

そんな父だった。

自分が子供を持ち父親となった時、なんとなく自分の父親が子供に対して一生懸命に頑張っていたことが判った。自分の父は父親がどのようなものなのか、どうやって子供を育てていけばよいのかをしらなかった。自分の祖父にあたる父の父親は、父が物心つく前に亡くなっている。父は父親とはどんな存在なのかを知らないで育っているのだ。

だから、父の子育ては不器用だった。
本当に不器用だった。


そんな父だったが、子供の為に自分の出来ることを一生懸命やっていたんだよなぁ。
犬小屋も鳥小屋もウサギ小屋も勉強机も、俺の親父が俺の為に作ってくれたんだ。

あの時の俺は「ありがとう」と素直に言ったのだろうか。
ちゃんと感謝しただろうか。


酒を飲んでいるせいもあると思うが、色々と思い出してしまって、何かせつない気分で一杯だ。
父が死ぬ前に風呂に入れてあげたかったのに、入れてあげられなかった…。

明日、一人で墓参りに行ってこようと思う。

父が亡くなって、もう少しで二年になる。
我が家の墓には、亡くなった父と弟が一緒に眠っている。

明日は男同士で昼間から飲みたいと思う。

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テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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酒泉童子

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